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SWPBSの特徴

特徴1―QOLの向上

SWPBSでは、日常の生活に即した支援を提供し、学校で学ぶ子供、かかわる教員のQOLの向上を目指します。

 

特徴2―実践の基礎に位置づく応用行動分析学の知見

SWPBSでは、人の行動は変えることができるものと仮定します。そして、応用行動分析学の学問的知見に基づきながら行動上の問題のある一人一人の子供のニーズに対応した、妥当の高い支援を提供します。

 

特徴3―行動を指標とする妥当性の高い手続

SWPBSでは、子供の行動や教員の指導の結果を記録として残し、分析することで現状の把握を行います。この記録は、新たな手だてを実行した後の評価にも用いられることで、取組が妥当だったかどうかの振り返りを可能にします。

 

特徴4―校内支援体制の見直し

SWPBSでは、子供のQOL向上、問題行動低減を目指し、取組を進めます。この取組の結果、これまでの校内支援体制に新たな視点を提供し、見直しを行うきっかけを提供します。

 

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SWPBSが目指す校内支援体制

 SWPBSは、指導の記録など、日常から収集されるデータに基づき子供の実態を把握し、実態ごとに3つの層に子供を分けて指導を実施できるように、校内支援体制を構築します。

 校内のあらゆる場所、教育活動を取り上げて行われる指導支援の層を第1層と呼びます。ここでは個々の子供に焦点を当てた指導は計画しません。大半の子供にとって効果が見込まれる手立てを用いながら、より多くの機会を設け、子供たちの向社会的行動を育みながら、学業の達成状況を最大化するとともに、問題行動の生起を最小化することを目指します。ここで講じる手立てが効果を伴うことで、大半の子供の学校適応は促進されます。一方で、第1層の手立てだけでは支援が十分届かず、問題行動が把握される子供がいる場合、そこで行われた指導を記録に留めます。この記録を集計すると、どの子供に支援が届いていないかを特定することができます。

 

 第1層の手立てだけでは支援が十分届かない子供には適応上のリスクがあるとして、この子供たちを特定して行われるのが第2層の指導支援です。指導は、コーディネーターなどを中心として組織的に取り組むことになります。より多くの人的、時間的資源をリスクのある子供に集中させます。指導のターゲットとなる行動は、第1層で把握された問題行動となります。特定された子供たちと定期的に関わりをもち、問題行動の改善がみられるごとに肯定的なフィードバックを提供します。この取組状況も記録として残し、集計した結果から指導支援に効果があったかどうかを判断します。効果を伴っていることが分かれば、指導支援を次第に減らし、第1層の指導支援だけでの適応を目指します。効果の見込みが立たない場合には、次なる手立てを講じることになります。

 

第1層、第2層で計画されていた指導支援で効果の見込めない子供が特定された場合、実施されるのが第3層の指導支援です。特定の子供に対し、指導支援を個別化して提供します。これまでの記録などを基に、子供が問題行動を起こす目的(機能)を明らかにし、周囲が受け入れ可能であり、かつ目的を達することが可能な、代わりの行動を習得し、維持しやすい環境づくりを通じて子供の適応を支援します。