活動事例

マサチューセッツ州郊外の中学校

ボストン北部の町にある中学校を訪問しました。そこで構築されたSWPBSの第1層での取組を紹介します。

 この学校は、学区内の全小学生が入学する学校で、6-8年生が在籍し、全校生徒700名ほどでした。指導に当たる教職員は70名でした。

 

この学校の生徒に期待される行動は「Communication」「Cooperation」「Trust」の3つの言葉で示されていました。カフェテリアには、期待される行動が掲げられていました。

期待される行動は、校内の各所に掲示されていました。写真は、廊下や階段に掲示されていたものです。

 

誰の目にも触れる場所には、この学校のミッションとビジョンとともに、生徒の「Communication」「Cooperation」「Trust」を育むという誓いを立てた教職員全員のサインも掲示されていました。

 

期待される行動のとおりに振る舞う生徒がいたら、教職員はその生徒を認め、ほめる指導を行います。この学校では、指導とともにトークン(代替貨幣)を渡します。このトークンは校内で貨幣として流通させています。何度も使用されるため、指導の中核を担う教職員が、ラミネートでカバーした貨幣をたくさん作りました。たくさん認められ、ほめられた生徒は、稼いだ貨幣を銀行に預金します。この銀行は、SWPBSを実施するために校内に設けた架空の銀行となります。

 

稼いだトークンは、校内の売店での買い物に使うことができます。売店の商品は、カテゴリ1から3に分類され、交換比率も定まっています。カテゴリ1には、給食のおかわりなど各種の特権が選択できるようになっています。カテゴリ2には、陳列されている商品のうちキャップなどの商品があり、トークンで購入できます。カテゴリ3には、Tシャツ、ポロシャツ、ベストなどがあり、トークンで購入できます。商品の仕入れの一部は、生徒自身が収益を出せる活動を地域で展開して捻出するなど、生徒がSWPBSの実施に大きく関与しています。各学年から12名の代表生徒がPBSの運営の役割を分担しており、売店や銀行の運営も、教職員の支援を受けて生徒が行っていました。